▼レビュアー by こごろー
実践的なテクニックを知りたいという方はたくさんいると思います。「基本は一通りした。だけどもっと強くなりたい」と思っている方にお勧めです。
(著者である井上先生は「いちに会」というサイトを運営されています。掲示板が中心のサイトですので興味がありましたら覗いて見てはいかがでしょうか。)
この本の内容は、剣道の基本動作から基本的な打ち方、そして応用技や試合に勝つためのテクニックという流れで書かれていますが、この本の「はじめに」で書かれているように、一通りの基本をやった方や初段か二段くらいをとった方向けの本でしょう。
基本の章では、「基本を一度わかった上でもう一度見直してみよう」というスタンスで細かく書かれています。やはり何か技を覚えるにしても基本が中心と言うことで、姿勢や構え、足捌き、手や腕の位置といったことが細かく一つ一つ写真と解説があります。ちなみにモデルとなっている人が著者の井上秀克先生がされており、剣道サイトの「いちに会」でご活躍されている先生のお顔をこの本で初めて拝見することができました(^^)。
そして次に応用技です。初段くらいになると、ただ打つことに対しても「どうやって打つか」「どうやって攻めるか」などを考え始める頃だと思います。そういった方に対しては、写真もとても豊富で解説もあるので技の一連の流れがわかりやすくとても読みごたえがあって、何か良いキッカケをつかめるのではないでしょうか。
この本を手に取ったとき、僕は本当に写真が多いなぁと思いました。一つの技に対しても横から縦から上からと写真があったので、きっと撮影時には何千枚、何万枚(?)と撮ったんでしょうね。
ただ、僕が一つ思ったことは、たとえば出ばな技を理解しようとしても、やはりその打つときのタイミングやリズムなどといったものまでを写真だけで感じ取ることが難しいのではないかと感じました。これは実際にやっているところを見てその感覚を覚えてからもう一度本を読み返すか、何度も同じ練習を繰り返して自分で感覚を掴むしかないと思います。このことについては本ですので仕方ないですね。
また、礼法やマナー、段位審査、日本剣道形などについても書かれています。これらも剣道で重要なことなので、これらに疑問に思ったときなどに読み返すと良いですね。
最後に、著者である井上秀克先生が「剣道大全典」というDVDも出されていますので、本だけでは物足りないという方はこちらもご覧になってみてはいかがでしょか。
| 目次 | |
|---|---|
| 1章 | 構え、足さばき、空間打突を覚える―早く上達できる!基本動作のポイント |
| 2章 | 切り返し、打突、間合い、残心を習得する―強くなれる!基本技術完全マスター |
| 3章 | しかけ技、返し技、かわし方を徹底紹介―試合に勝てる!応用技・攻めのバリエーション28 |
| 4章 | 相手とのかけひき、試合はこびのコツ…を伝授―直伝!試合に勝つための15のポイント |
| 5章 | 試合場での礼法から、意外に知らないルールまで―恥をかかない!礼法、ルール&マナーのポイント |
| 6章 | 日本剣道形のおさえどころをクローズアップ―実力を発揮できる!段級審査・日本剣道形のポイント |


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